2005-02-08から1日間の記事一覧

歴史における反復

柄谷行人は、「近代文学の終わり」(『早稲田文学』,2004.5;4〜29)において、資本の支配的形態に関する興味深い指摘を、井原西鶴、尾崎紅葉、北村透谷を通して行っている*1。その部分を要約する。 北村透谷は、尾崎紅葉の「伽羅枕」を「粋」と呼…