勝ち馬に乗る

現在雇われている会社は「持続可能な社会の実現」を謳ってたいそうご立派であるが、環境大臣ナニガシとのパイプがあり、選挙の翌朝、勝ち馬に乗って良かったと経営者の周りで騒いでいた(因みに前職の専門新聞社は「フリーターはイラクへ行け」のアホとパイプがあった)。足尾から水俣までにおいて、荒畑寒村から宇井純までが国家はクソだと怒っていた時代が遠く感じられるが、どんな崇高な理念を掲げていても所詮は資金、資産を持つ資本である。国家の力にあやかりたいのは当然である。しかし、自分の身体しか持つ物を持たない者も同じく勝ち馬に乗ったと思い込んでいたとしたら、実際は餌を喰わせている、さらにいえば餌そのものになって喰われているにすぎない。そうはいっても、勝ち馬に乗らなくとも同じことではあるが。それが嫌ならゴミとして排除されるかしかないのだが。